兵庫県は約10年ほど前から病院事業を全体的に見直しをしてきました。病院の構造改革に抜本的に取り組むことによって医療環境の改善に取り組んできたのです。

こうした地道な活動の結果、病院環境は改善しました。しかし、多くの地域と同様に少子高齢化や医療技術の高度化など、医療環境を取り巻く一般の状況が大きく変化しており、それによって地域間で受診が可能な診療科が違っていたり、勤務医が地域によって多く居すぎたり逆に少なすぎたりといった偏在が見られるようになってきています。
兵庫県としては、病院の構造改革の実施を継続しつつ、こうした医療の地域感覚差を是正するための取り組みが喫緊の課題となっています。

具体的には専門医療や特殊医療をより効率的に提供するための仕組みづくりを行っています。中核となる医療機関を各政策医療区域に設置し、他の医療機関と連携して地域医療にあたる体制を整えているのです。
高度医療や特定医療、現代の問題として注目されている精神医療の分野については一定の成果を上げており、今後は各診療科においてより高度な診療機能の充実を図る必要があります。

看護師については、兵庫県はワークバランスの安定に力を入れています。ナースバンクやワーク・ライフ・バランス推進事業などを通して、看護師が現場で働く上で重要な支援を行っています。
これまでの職場で仕事とプライベートのバランスに偏りを感じていた人や、仕事に追われる日々を送っていたと感じている人にとっては、今後の兵庫県の看護現場は魅力的なものに変わっていくことでしょう。